1972年、日本が「高度経済成長」へと突き進む、
まさに追い風の時代に、三同建設は産声を上げました。
近隣への丁寧な説明と対応、騒音やホコリを出さない新たな技術の開発、
徹底した安全対策など、「壊す」という作業を「気遣い」という心でつつむ。
そんな「人」への想いは、創業からずっと変わらず継承しています。
人の幸福のための解体でなければならない。これからもその信念を貫き、
心をひとつに次代へと走り続けてまいります。
ずいぶん前の話です。
解体した建物の石に、施主であったお寺のマークを入れて記念品にしたら、
驚くほど感激していただけました。
どの建物にも歴史があり、人々の愛着がある。
建物は消滅しても、未来をつむぐ土地は残る。
解体は、再出発のための準備です。
世話になった建物に真心をこめて終止符を打ち、
厳かに見送る壮大なセレモニーでもあります。
父も私も、戦争がなければお寺を継いでいたかもしれない。
だからでしょうか、エンディングに寄せる人の思いがよくわかる。
「RE」を託すに値するか
我々の「次」が試されている。
循環型の経済が重要視される傾向は、これからも続くでしょう。
前進するには「次」を想定した終わり方が必然となっています。
終わり方が適正であってこそ「次」が歓迎されます。
三同建設が歩んできた50年は、
その「適正」を追究してきた50 年と言えるかもしれません。
曖昧にしない。隠さない。
規模や難易度は変化しても「適正」の真髄を忘れることはありません。
あらゆる意味で「きれいな解体」を、力強い「はじまり」に。
そこには「次」を生きる、確かな手応えがある。
2022年の創業50周年に際し
我々は「RE」を託すに値する企業であり続けることを、ここに宣言します。
「よっしゃ、やったるで! !」